Nicetime ナイスタイム NMG 001 Nata S

山林で働く人々の用途に合わせ、多様な発展を遂げてきた日本古来の道具「鉈（なた）」
日本の長い伝統によって培われた形態から学びながら、より現代のアウトドアライフに最適化した鉈を求め、国内外で活躍するデザイナーの熊野亘氏とNicetimeが約2年の歳月をかけて、一から共に開発しました。

『NMG 001 Nata』をひとまわりコンパクトにした『NMG 001 Nata S』
より細かな作業や収納、持ち運びに適した取り回しの良いサイズ感ながら、小さくても軽い力で薪を小割にできます。
バトニングなどのハードな使用にも耐えうるフルタング構造。刃先との重量バランスを計算しながら、グリップ内部を軽量化することで、扱いやすさ、振り下ろしやすさにこだわりました。
6mm厚のステンレス材を用いた両刃仕上げの刃部は、刃先にかけて4.7度の緩やかな角度を設け、常に最適な角度で薪に当たるよう設計。ブラスト加工を施すことで腐食も大きく軽減されています。
グリップ部は、握り心地や薪を割る際の衝撃吸収を考慮し、シリコンゴム素材を採用。使用により摩耗した場合にも、新しいグリップに交換できる構造になっています。
機能を追求することで形づくられたミニマルなフォルムが、道具としてのピュアな魅力を放ちます。

カラー：charcoal grey カラー：forest green カラー：stone beige 専用ボックスは【groovisions】さんにデザインしていただきました。 刃部は、古くから鍛冶屋の町として発展してきた新潟県三条市の老舗農器具メーカーである皆川農器製造（株）と共に開発。
キャンプシーンでの使い勝手を考慮した両刃仕上げ。6mm厚のステンレス鋼を用い、安心の強度を持たせました。
ステンレスにブラスト加工を施し、腐食も大きく軽減しています。 刃部に合わせ、オリジナルで開発したグリップ。シリコンゴムを採用することで、優しい握り心地ながら滑りにくく、薪を割る際の手への衝撃もしっかり吸収します。 握り心地に干渉しないようデザインされたセーフティストラップとグリップエンド。 セーフティストラップには、約250kgの重さに耐えうる直径3.5mmのパラコードを採用。 ミニマルなデザインの収納ケース。背面に設けた穴を利用して、ベルトなどに装着も可能です。
地球環境の保護や、安心安全な素材を供給することを目的とし、厳しい審査をクリアしたLWG承認を得たレザーを使用しています。 自らの手でつくる小割で楽しむ焚き火は、より特別な時間を過ごせます。 熊野 亘 / designer
Wataru Kumano
1980年に東京に生まれる。2001年からフィンランドに移り、ラハティ工科大学（2001年から2004年BA）で家具デザインを学び、大学院研究のためにヘルシンキ芸術大学（アールト大学）で学んだ（2005年から2008年MA）
2008年から帰国、ジャスパーモリソン東京スタジオのデザイナーを務める。そのほか、2011年に独自のデザインスタジオ「kumano」を設立し、インテリア、家具、プロダクトデザイン、プロジェクトマネジメントを国際的に展開。
2021年、武蔵野美術大学准教授に就任。